ジョブコーチトピックス

発達障害者雇用トータルサポーターが動き出しています  ( 志賀 利一 : 2018/04/11 )

平成30年度4月より、全国のハローワーク(のうちいくつか)に、「発達障害者雇用トータルサポーター」が配置されており、動き始めています。この名称は、昨年8月の厚労省の概算要求に記されていました(今日、はじめて確認したのですが)。発達障害はナビゲーター、精神障害者はトータルサポーターと覚えていたため、私は混乱してしまいました。

私は、若年コミュニケーション能力要支援者就職プログラムの一環として配置されている「就職支援ナビゲーター(発達障害者等支援分)」を他の障害と分けるため略称として(発達障害の)「ナビゲーター」と呼んでいました。いただいた名刺を調べたら、「就職支援ナビゲーター」と確かに書かれています。これまでは、この略称で良かったのですが。今度は、名刺に「発達障害者」と書かれた「トータルサポーター」が登場するので、ややこしくなりました。
頼りになる先輩に教えて頂き、資料をもう一度確認すると・・・

精神障害者雇用トータルサポーターと発達障害者雇用トータルサポーターは、ハローワークの(障害者雇用に関係する)専門援助部門に配置される職員です。つまり、精神障害や発達障害のある(障害が証明されている)求職者に対してはカウンセリング、就職準備プログラムの実施、職場実習のコーディネート等を行い、事業主に対しては雇用に関する啓発、問題解決のための相談援助、個別定着支援等の専門的な知見に基づく支援を実施することになっています。

一方、就職支援ナビゲーターは、専門援助部門ではなく、一般相談窓口に配置される職員であり、障害者向けの専門支援機関等(なかぽつ、職業センター、就労移行含む)を望まない若年のコミュニケーションや対人関係に困難を抱えている者に、個別支援を行うとともに、場合によっては専門支援機関等への誘導を行う等を実施することになっていました。

4月になってから悩むのではなく、8月の概算要求の資料の段階で確認しなくてはいけないですね。反省です。

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大学を卒業後、民間の発達障害専門の診療所で働く。当時は、心理職として乳幼児から学齢時を中心とした発達障害児の療育相談を行っていた。13年後、労働組合(電機連合の神奈川)が社会福祉法人を設立する段階で合流。障害者の一般就労を目指す施設の運営に携わる。さらに15年が経過し、50歳を過ぎてから、現職に。知的障害・発達障害のある人の生活上の課題と支援のあり方について、調査研究を8年間行ってきた。還暦を目前に、4度目の新入社員を2018年4月からはじめました。知的障害・発達障害を中心に、ゆりかごから墓場まで、安心した生活ができる環境づくりに向け、微力ですが、まだまだがんばります。

【略歴】
昭和57年 埼玉大学教育学部卒
昭和57年 (財)神奈川県児童医療福祉財団小児療育相談センター勤務
平成7年  社会福祉法人電機神奈川福祉センター勤務
平成22年 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園 研究部・研究課 勤務
平成30年 社会福祉法人横浜やまびこの里 相談支援事業部 勤務