ジョブコーチトピックス

回想録〜普通の施設が始める就労支援(研修会)  ( 西村 浩二 : 2004/11/12 )

●2000年3月、研修会の開催
この頃はまだ、施設内でも「就労支援」「援護就労」「ジョブコーチ」といった用語は聞きなれないものであり、ほとんど情報が入ってこない時期でした。インターネットで調べようと色々アクセスしても、当時はほとんど検索に載らなかったため、数少ない情報から、ある講師を選定して第1回目の就労支援講演会を開催しました。
しかし当日は、なかなかこちらの思う内容と講師の方と会場の反応が合致しなかったため、反響も賛否両論であり、期待通りの成果を上げることにはなりませんでした。
そんな中、ある講演会の逐語録を手にして、衝撃を受けたことから「ジョブコーチ」に関心を持ったのです。
数年前に某大学で開催された仲町台発達障害センターの小川浩氏の講演録でした。それには、職場開拓、マーケティング、ジョブマッチング、課題分析、エンクレーブ、etc…現在では当たり前の用語ですが、当時この新鮮な言葉がキラ星のごとく並んでおり、福祉の仕事からこのようなことが聞かれるとは思っていなかった私は大変感動を覚えました。
それから私の中で何かが動き始めたのです・・・

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経歴
大学時代を障害児者へのボランティア活動と社会勉強に明け暮れ、なぜか広告業界へ進み、4年間悶々とした生活を送る。その後1年少々を自由な人として過ごし、1996年に社会福祉法人つつじコスモス(授産施設)へ就職する。翌年ウィングに異動となり、2002年より現在の職につく。
そして、2006年6月より広島県発達障害者支援センター専任として発達障害のある人の相談業務を行っております。
コメント
ジョブコーチの方法論や経済活動へかかわるということが前職の仕事に通じる部分もあり、自分を活かせる分野と信じて、広島でも地域就労支援の波を広げたいとあれやこれやと画策しています。この業界は「社会の中で当たり前に暮らす」って言葉がよく出てきますが、このことをあえて語らなければならないほど、福祉分野と社会との距離はまだまだ縁遠いと感じています。この状態に風穴を開ける可能性を秘めているのが「ジョブコーチ」ではないでしょうか。現在は現場での直接支援に携わることよりも、地域就労支援システムをつくることと人材養成のための仕掛けをすることが中心であり、現場スタッフの側面支援が主な役割です。また発達障害児へのかかわりも兼務している関係上、「幼児期からはじめる就労支援!?」を合言葉に一貫した支援体制を東広島地域でもつくっていくことが当面の課題でもあります。