ジョブコーチトピックス

課題分析  ( 川邊 循 : 2004/11/05 )

【課題分析 (Task Analysis)】

 「課題分析」とは、仕事の手順を一つ一つの行動単位に細分化し、時系列に記載したものです。一般に目にすることの多い「課題分析」には、カップラーメンのラベルに記載されている「作り方」や、パソコンの「操作マニュアル」といったものがあります。
 ジョブコーチが「課題分析」を作るには、まず、事業所の中で従業員の作業を観察しながら、作業のコツや注意点を聞き取っていきます。そして、実際にジョブコーチがその仕事を行い、一つ一つの工程を行動単位で書き出し、作業手順に沿って一覧表にしていきます。
 「課題分析」を作る際には、次のポイントがあります。
①道具や場所、動作に名前をつける
②簡潔で具体的な言葉で記載する
③障害のある人が作業しやすいような手順にする
 「課題分析」は、障害のある人が作業手順を理解しやすいように修正を繰り返して、完成させていきます。こうして作成した「課題分析」に沿って、ジョブコーチは仕事の手順を障害のある人にシステマティック・インストラクションを用いて伝えていきます。この時、「課題分析」を活用することで、ジョブコーチは常に同じ手順や言葉かけで作業を伝えることができます。同時に、自立した手順や支援の必要な手順を把握することができます。また、手順書や業務マニュアルは「課題分析」を元に作っていきます。
 「課題分析」を行うことで、障害のある人の作業の習熟度を把握することは、その後のフェイディングやナチュラル・サポートの形成といった支援計画を立案することに繋がっていきます。

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