ジョブコーチトピックス

精神保健福祉センター  ( 志賀 利一 : 2004/11/02 )

精神保健福祉センターとは、精神保健の向上及び精神障害者の福祉の増進を目的に、各都道府県ならびに政令指定都市に1ヶ所設置されている公的な機関です(設置根拠は、精神保健福祉法第6条)。その名称を、「こころの健康センター」「精神保健福祉総合センター」としているところもあります。
精神保健センターの役割は、非常に広範囲にわたっています。硬い表現ですが、地域住民への精神的健康の保持増進、精神障害の予防、適切な精神医療の推進、社会復帰の促進、自立と社会経済活動への参加促進がその目標です。これだけの役割が都道府県等1ヶ所設置の精神保健福祉センターですべてをまかなうことは困難です。そこで、保健所及び市町村が各地域で精神保健福祉業務を円滑に展開できるよう、技術指導・援助や教育研修を行います。また、精神保健福祉に関わる調査研究や複雑かつ困難なケースの相談受付、さらには地域のネットワーク作りなどが主な業務になります。当然、これだけの業務を行うわけですから、医師や精神科ソーシャルワーカー、保健士、臨床心理士など数多くの専門スタッフが配置されています。
就労支援サービスに関心のある精神障害のある人にとっては、このセンターは、電話等により相談を申し込み、各地域の適切なサービスならびに実施機関を紹介してくれる場所です。また、相談に来られた精神障害者に対応するジョブコーチにとっては、より適切なサービスや専門的な情報を得るための大切な資源です。しかし、広域センターということで、地域の小規模作業所や精神障害者地域生活支援センター、さらにはハローワーク、保健所などとの連携がこれからの大きな課題で、その充実度はセンター間で格差があるようです。また、就労支援に関係するプログラムをもっている場所もあります。

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大学を卒業後、民間の発達障害専門の診療所で働く。当時は、心理職として乳幼児から学齢時を中心とした発達障害児の療育相談を行っていた。13年後、労働組合(電機連合の神奈川)が社会福祉法人を設立する段階で合流。障害者の一般就労を目指す施設の運営に携わる。さらに15年が経過し、50歳を過ぎてから、現職に。知的障害・発達障害のある人の生活上の課題と支援のあり方について、調査研究を8年間行ってきた。還暦を目前に、4度目の新入社員を2018年4月からはじめました。知的障害・発達障害を中心に、ゆりかごから墓場まで、安心した生活ができる環境づくりに向け、微力ですが、まだまだがんばります。

【略歴】
昭和57年 埼玉大学教育学部卒
昭和57年 (財)神奈川県児童医療福祉財団小児療育相談センター勤務
平成7年  社会福祉法人電機神奈川福祉センター勤務
平成22年 独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園 研究部・研究課 勤務
平成30年 社会福祉法人横浜やまびこの里 相談支援事業部 勤務