小川です。JC-NET以外の土俵で就労支援について考え、意見を述べる機会を年に数回持っています。週末は和歌山で日本自閉症協会全国大会に参加し、就労支援の分科会で座長を務めさせて頂きました。
主に発達障害者の就労をテーマにしたのですが、会場は定員を溢れる盛況で、この分野での関心の高さがうかがわれました。
分科会の前後に、シンポジストの中山清司さん ( N P O 法人B O N 代表理事、 北摂杉の子会スーパーヴァイザー)、 今井忠さん ( N P O 法人東京都自閉症協会理事)、市川浩樹さん (障害者職業総合センター)といろいろ放談をしたのですが、改めて、様々な切り口で問題解決が必要な分野であることを感じました。雇用就労ではない働く場所の問題、働くというよりは家から一歩出るための「居場所」の問題。そして学校教育の在り方や、高等教育から職業生活への移行の問題など、話題は尽きません。そして、そべての問題を「発達障害」という障害の問題として考えることにも限界があり、「普通」との境界の曖昧さや、そのすそ野の広さを考えると社会の包容力や教育力の視点も大切であることなども。
そうは言ってもJC-NETの役割は、雇用就労への道筋を考えること。様々な角度からの検討が必要な問題であるほど、得意分野で結果を出すことが大切なような気がします。そんなこともあって、発達障害のある人の就労移行支援事業について考えたいと思い、添付ファイルを付けました。成人期まで普通教育を受けてきた人にとって、就労でうまくいかないからといって、診断→手帳取得→障害者雇用は容易に受け入れられることではありません。一定期間の伴走者的な支援が必要ですが、「相談」だけでの対応も限界があります。「障害者の社会資源」という雰囲気ではなく、毎日通う気持ちになれるような社会資源で、作業や実習をしながら、自分の働き方や生き方にういて整理や修正をしていくところ。若者自立塾でもなく、サポステでもなく・・・。そういう所について考えたいと思います。
ところで、和歌山と言えば和歌山ラーメン。夜、有名な井出商店に行ってみました。味もさることながら、店の雰囲気あレトロで素敵です。小さな鯖寿司、ゆで卵がテーブルに置いてあって、有料ながら買ってに取って食べるシステムが和歌山ならではでした。http://ramen.gnavi.co.jp/rmn00887/
発達障害者の就労移行支援事業(113.9KB)
相談支援事業所の東です。
県単事業の就労支援に関わるようになってから、発達障害のある人の就労の相談も増えていますが、多くの人が、安定して働くためにはもう少し時間(準備)が必要だと感じています。
私は、相談支援を通して、ご本人さんの障害の受け入れ度合い、職業的課題の受け入れ度合い、家族の理解の度合い、の3点へのアプローチが大切だと感じています。
具体的には家族が発達障害だと感じていても、ご本人さんが受け入れることが難しいケース、ご自身で障害について受容していても、それが職業的な課題と繋がりにくいケース、家族の理解が乏しいケースで、いずれも社会資源に繋がりにくいタイプのケースだと思います。ちなみに、長期の目標が立てにくく、現実的でない就職に飛びつこうとして失敗してしまうことが予想されます。
こういったケースでは、就職を長期的な目標に設定し、短期的な目標を具体的に示しながら、丁寧に相談していくことが大切だと思いますが、
発達障害のある人が就職の相談をするところが少ないのも現状なので、そこも何とか考えていきたいものです。
発達障害のある人の「就職までのプロセス」を包括的に担うところ。現実には発達障害者支援センターができればいいのですが、「就職」以外の相談も多い現状、そこにあまり多くを期待をするのも酷だと思います。
まったくの思いつきのコメントで恐縮ですが、ナカポツに発達障害のある人の就労相談を担当するスタッフを配置するなど、インテークからラポールの形成について少し時間をかけることができる仕組みなどがあればいいな、なんて思いました。どんな魅力的な社会資源ができても、インテークで方向性を間違えば、社会資源まで届きませんから。
なんだか記事の内容とコメントがズレてしまいました。すみません。